いつまで働くか?

 最近、老害事件の数々を見ていると、諸先輩には50代ごときが、生意気だと怒られそうですが、正直、身につまされます。きっと私らが60歳を迎える頃には、再雇用で雇ってもらえる上限が現在の65歳から70歳まで延長される可能性が高いです。あと15年間、働きたいと思えば働く事ができるというわけです。1992年に今の会社に就職して、約30年ですが、大きく変わったなと、思った年が3回ありました。1回目は1998年。会社で個人PCが支給され、それまでワープロ屋さんとかCAD屋さんに手書き原稿で渡して作ってもらっていた書類や図面を自分で作る様になりました。まだ、メールはなかったですが、格段にFAXが見やすくなりました。2回目は2000年。メールや携帯電話が導入されました。まだ、入社して10年経っていませんでしたが、この頃になると、今までワープロ打ちして紙で提出していた一部の文書が電子決済方式に変わってきていました。エビデンスとして一応、デート印を押した紙を上司まで上げる必要があるのですが、社内の基幹業務システムがサーバ+イントラネット上で、どんどん充実してきました。これまで、字が汚くて、見えないので書き直せと後輩を怒鳴り散らしていたアラフィフのおっさんと当時30代で油の乗り切った我々の立場が逆転した瞬間でもありました。おっさんの中にはシステムの変化についていけず、何度も何度も、処理をやり直し、それに苛立ってキレる様な人もいました。紙で仕事をしていた頃まで、自分は仕事が裁けていたのに、媒体や処理方法が変わってしまった事で時間がかかり、たちまち、仕事が裁けなくなってしまった状態です。たかが、材料を買う、出張精算をする、報告書を書く、図面を探す・・本業ではなく、文書の提出や検索等、付帯業務に手を取られるわけですから、固くなった頭で1から覚えるのは、相当、辛かっただろうと思います。最後は2010年。労働時間やコンプライアンスが煩くなってきた年です。入社して18年目ですが、さすがに、この頃は、すっかり、私も今の会社の文化に染まっており、以前に記載した様に、サービス残業当たり前、パワハラ当たり前の中で叩き上げられ、脇が甘かったと言われればそれまでですが、海外でも、ずいぶん、危ない目にも合い、それが当たり前だと思って、毎日を勤務していました。ところがある日、突然、昨日まで、私にとっては普通の文化を奨励してきた上司から、”お前のやっている事は違法になるので、注意しろ”と言われるわけですから、”おいおい、ちょっと待てよ。”と言いたくなる。紙が電子決済に変わるぐらいならば、まだ、ついていけるが、昨日まで正義だった事が悪だと言われると、混乱します。もっと悲惨だったのは、私らを、若いころ、いい意味でも悪い意味でも可愛がってくれた定年間近の先輩に、このコンプライアンス制度を利用して仕返しをする同僚や後輩が出てきた事です。駆け込み寺の様な仕組みや投書箱ができて、今のSNSの様に”匿名”で訴える事ができる様になってきました。お前が正しいと思うならば、堂々と氏名を明かして投稿しろやと思うのですが、こういうクソみたいな連中はそんな勇気はない。20年も経たないうちに、善が悪になる時代です。仮に65歳まで働けば、あと11年、さらに70歳まで働けば、あと16年。きっと大きく変わっていくでしょう。ファッションやヘアースタイルの様に一巡して、”あなた方の世代の仕事のやり方に戻すべきです”なんて、うまい話が、平成や令和生まれの上司からあれば、運よく生き残れるかもしれませんが、気力や体力がもつでしょうかね?

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