労働の価値

ザ・シークレットもページ数で2/3に達し、今は”人間関係の秘密”を読んでいます。一言で言えば、”自分を愛しなさい。自分の魅力に気付いて自身を好きになれば、人から見ても輝いた人になり、人が集まる”という内容であり、まぁ月並みと言えば月並みです。読んでいるうちに、このザ・シークレットの作者であるロンダバーンを調べたくなりました。本の写真では、年齢は30代後半か40代前半ぐらいにしか見えないのですが、ウィキペディア情報が正しければ1945年生まれと記載があったので2020年現在は65歳という事になります。ご存命かどうかも未知の様です。関連記事を色々、リサーチしていたら、”引き寄せの法則で闇堕ちしたリアルな実話-引き寄せの法則に振り回されて”というサイトを見つけました。このサイトの開設者もスピリチュアルなお仕事の人の様だし、単にザ・シークレットを実践して上手くいかなかったから、否定論者になっている可能性もあるので、全部を信用しようとは思いません。しかし、引き寄せの法則の熱烈な信者は”何でも思い通りに引き寄せる事ができる自分は特別な存在であるというエゴの塊の様な傲慢な人間になる”という意見には共感できるし、確かに注意が必要だと思いました。もし、本当に引き寄せの法則が正しく、望むものが次々と自分の手に入ったとすれば、弱い人間はどんどん堕落していくというのは容易に想像できるからです。苦労は少なく、収穫は多い方が良いに決まっていますが、この考え方は日本人にはしっくりきません。武田邦彦先生がブログでおっしゃっていましたが、アーリア人の子孫である現代の欧米人には、その倫理観が受け継がれていて、侵略は善、労働は損、できるだけ調達した奴隷を働かせて自分達は遊んで暮らすのが当たり前の発想が元々、あるそうです。一方、日本人は苦労して収穫することが当たり前で、その苦労するプロセスが人を成長をさせるみたいな、倫理観が間違いなくあります。サボったり、自分だけが楽をしてはいけないという考え方です。ザ・シークレットの作者は欧米人です。そもそも労働や苦労に対する倫理観が日本人の我々とは異なりますから、どこか受け入れ難い、胡散臭いと思うのは必然の様な気もしますし、書かれている通り、実践できたとしても得られる成果は異なるのではないか?と思うのです。ただ、私はそんなに欧米の倫理観を否定するならば、なぜ、日本は明治維新以来、欧米文化をここまで受け入れたのか?とも思うのです。憧れなのか?危機感なのか?あるいは已む無くだったのか?日本から生み出された技術もあるのでしょうが、大元となっているアイデアとか発想というのは、ほとんど、欧米発で、それらの応用とか改良に日本の技術の素晴らしさがあると私は理解しています。逆にアイデアの創出と、それに基づいた初品の華々しいリリースは欧米は素晴らしいが、その後、より精密により実用的に改良し、ブラッシュアップしていく段階では仕事が丁寧な日本人が群を抜いているのではないでしょうか?それは苦労を厭わない日本人にしかできないこと。金持ちになりたいと願いながら、ひたすら努力していたら、その苦労したプロセスによって人間的にも成長できたし、求めた富も得た。これが日本人にとって最高の引き寄せではないでしょうかね?

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