青の主張

こちらの説明を聞かず、質問に答えず、全く、論点からそれた事を先に話出す人がいます。私もまだ修行が足らず、急いでいる時は、その様な応対を特に立場や年齢が自分より下の人に対してやってしまい反省することがあるのですが、20代-30代は年長者の我々でさえ、その様な応対をしている事が多く、それに気づいていない様なのです。私は流石に相手が勘違いしていると途中で気づいても、上司やお客さんの話は最後まで聞いて、その人たちの質問にまず答える訓練はできているので、それはないつもりなのですが、どうも、相手の年齢と立場に関わらず、自分の主張だけを通さないと気が済まない人が多くなってきている様に感じます。勿論、”おっしゃっている事を確認させて頂きたいのですが、こういう意味ですか?”と前置きをして自分の理解した内容を自分の言葉や文章で伝えるならば、相手の言っている事を理解しようと努めて、コミュニケーションを取ろうとしているのだから問題ないです。しかし、こちら言っている事を確認もせず、理解もしないまま、いきなり、自論を展開してくるわけです。年下ならば、まだしも、自分よりはるかに経験の多い年長者にです。これは2つ影響があると思っています。1つは自分の主張を通さないで黙っているのは負けという欧米式教育の影響。もう1つは我々、年長者がパワハラを恐れて反撃してこないという畏怖の念の欠如。欧米式教育は理不尽な論破とか言い合いではありません。ちゃんとディベートの基礎を教え込んだ上で論理的に主張を通す術を彼らは子供の頃から学んでいるのです。日本の大学でそれをゼミか何かで、上っ面だけかじって、真似しても、全く、日本社会にそぐうわけがありません。会社の社風というのは、芸能界のトレンドとは違うのですから、そう簡単にキャリアのない世代だけで変えうるものではないのです。それが国際的に正しいとしたら、もっと、緩やかなスピードで変わるはず。なぜ、それが言えるかいうと、私が入社したころ、国際的には常識となりつつあった現在の会社の文化がうちで定着したのは、20年ぐらいの時間を要しているからです。フレックスタイム、ペーパーレス、テレワーク、ノマド、メール、チャット・・これらは20年前、私が一緒に仕事をした欧米人達は、もう始めていました。その頃の私の職場には、まだ、パソコンもなく、規律を重んじ、罵声が飛び、酒臭く、封建的で、効率の悪い仕事をしており、手書き文字や絵を書ける事が1つの設計者のスキルとして重んじられていた頃です。これでは、スピードも質も日本は欧米に絶対に勝てないと当時は羨ましく思ったものです。しかし、それが当たり前になるのに20年かかった。これが事実です。つまり、今、若者が仕入れた情報で実行したい仕事の効率化やトレンドは今後、定着するのにそれくらいかかる可能性があるという事です。これもはっきりは言えませんが、前例はそういうことです。また、我々のほとんどは、セクハラは相当、気をつけますが、パワハラの処罰は別に怖くないです。愛情を持ってやった事ならば、一応、筋は通せるし、憎しみでやるときですら、絶対に勝てる相手には喧嘩は売らないというだけの話。本気で相手を思って指導するならば、そのくらいの覚悟がないとできないと思っています。しかし、今、そんな気すら起こらないのは、私が時代に追いついていないか、本気になれる若者がいないかのどちらかだと思っています。これも断言できません。でも、どちらかだというのは間違いないです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です