情報カードボックス その1

 ノートというのは自分の言葉で情報を整理し、記録し、再確認したいときに、タイトルや索引、あるいは日付などで記憶を辿って、情報を引き出せればラッキーと言う感じです。ですが、ノートでの検索は、なかなか、難しいです。ノートにタイトルや日付までは書きますが、さすがに、細かい索引を作り、ページを書き、インデックスを付けて、整理するまでには至らないです。ノートのタイトルと日付で当たりをつけて、探すのが常です。梅棹忠夫先生が”知的生産の技術”に書かれている様に、まず、情報カードに、疑問点や気づいた事を、ぱっと書いて、いくつかのカテゴリーに分けたボックスに入れておくのが基本かもしれません。ノートと違って、埋もれてしまう確率は少ないと思います。また、新たなテーマで書いたカードを過去に保管していたカード並べ、関連付けて思考を巡らす様な使い方にカードは最適です。カードを並べて考えている思考の過程を記録しているのがノートであって、ノートは、カードを並べてモヤモヤしている頭の中を、一度、書き出してみるのに、使うのが良い様に思います。カードでは大きな図を描いて考える様な、スペースもないし、やはり、フリーハンドで書ける、ホワイトボードの様なスペースは必要になります。そして何かを考えた結果、得られた知見は、論文の様にWordやExcelで電子データとして保管し、検索しやすい様にしておくのが良いと最近は思います。万年筆で書くのが好きなので、綺麗に学習ノートを作る事に拘っていたのですが、それは日記とか作詞とかモーニングページでいいのかなと、最近は思います。ノートは、今、どう考えているのかを書き出せれば良く、カードは考えるべきことがキーワードで思い出せれば良いわけで、そのカードが残っていれば、残件であることが把握できれば良いと思います。それで改めてカードを使いこなそうと思っているのですが、情報カードを保管し、すぐに引っ張り出せる様なカードボックスを探しているのですが、理想的な図書館の借用カードボックスの様なものがいくら探しても見つかりません。昔はいくらでも売っていた様に思うのですが、Amazonにもないし、あの引き出しがついた木製やスチール製のボックスは、今、どこに売っていますかね。半透明のプラスチック製ボックスや紙製のファイルはあるのですが、何か気に食わないのですよね。何とか見つけて、このブログで紹介したいと思います。

独学術

前回の投稿で”知的生活とは程遠い生活”について反省の意味も込めて書いてみました。書きながら、あるいは後で読み返してみて、”やはり、このままではダメだな”と改めて思い、何か自分のネジをもう一度、巻き直してくれる本がないか?と書店で探していたところ、第一刷:2012年9月15日、第5刷:2018年9月10日発行の”独学術”というやたらシンプルなタイトルの本が目に留まりました。白取春彦さんという66歳の評論家/翻訳家で、ドイツ語、哲学、宗教等をご専門とされている青森県出身の方でした。元々、こういうノウハウ本には惹かれるタチなのですが、あまりにも、探していた時の心境にドンピシャだったので、通常、Amazonで中古本を探し、届くまで数日待つという事で節約するのですが、それもせず、1,000円(税別)でさっと購入しました。まず、導入部は自分で疑問を持ち多くの本を読んで解決していく独学とテキストの書かれている事を普遍の知識と捉え、疑いもせず、半ば暗記し、そこにある手法にのみ固執して問題を解く様な学習の違いを説明しており、とにかく、借りた本ではなく、自分でお金を出して本を買って読む事を勧めています。この章でピンときたのは、独学のテーマは”疑問を持てるほど興味の沸いた事”でなければならないと示唆しているいう事。英語も大学の専門教科も”英語は2年間の英会話スクールに、専門教科は大学、大学院に投資して、一応、身につけたのに、投資に見合う活かし方を、社会でできていない。もったいない”が動機になっている為、それは決して”疑問を持てるほどの興味”が動機になっていないということ。また、英語は特に”人前でペラペラと話せたら格好が良い”、逆に”海外の仕事をしているのに話せないのは格好が悪い”という、幼稚な動機であり、まぁ譲っても、”仕事に必要だから、最低限、やらざるを得ない”という程度のものです。せいぜい、TOEICで600-700点の当たりをマークできていれば、つまずきながらでも、うちの会社で海外の仕事をやる程度ならば十分です。好きなテーマははっきりしているのです。時空や次元、数学、天皇の歴史、日本人のルーツ、未解決の古代ミステリー、そして、おそらく英語を多読する事になるCIAが公開しているX Fileです。それに絞る事にしました。最後から2番目の章に外国語の独学法についても解説されていますが、懸念していた通り、会話より、コツコツと読む事が推奨されていました。一語一会を大事にし、その一語の意味を辞書(多分、書かれてはいないがここは英語の場合は英英辞書だと推測)を噛むように読み、徹底的に意味を知る・・そんな時間を費やせるかよ?と昔の私ならば思っていたはずですが、独学は”急いては事を仕損じる”がポリシーです。いい加減な知識でわかった様な顔をして、誤魔化して進める事を渡辺先生も厳禁とされていました。白取さんも同じことを書いておられると思いました。この英語も学ぶではなく、好きなテーマに繋がった英語読解、好きなテーマを共有したい人との英会話や英文メールに繋げられたらいいなと思います。さらに、飲酒を常習するのは、全くの無駄時間と釘を刺されており、ここは、反論の余地なし。もうきっぱり絶つことに決めました。この本は独学や知的生活に憧れながらもなかなか実行できない人に喝を入れるには最適です。ぜひ、読んでみてください。

英語学習:反応する努力

日々、英語学習されている皆さんは実感されている方も多いと思いますが、実際の英会話では、NHKラジオ英語講座やTOEICのリスニング教材の様にクリアな英語を話してくれる外国人と会話する機会は、ほとんどないと思います。私の会社でも最近はコロナの影響でFace to FaceのMeetingの機会が失われ、Netmeetingが多くなってきていますが、日本語でも聴き取りにくい場合があるのに、英語ならば、なおの事で、相当、難しいと感じています。私は母国語が英語ではないお客さんを相手に英語で打ち合わせる機会が多いのですが、きちんと資料や原稿を事前に準備していても、その範囲を超える質疑応答や話題がそれている場合は苦労します。聴き取れないから、聞き返すしかなく、相手に申し訳ない気持ちで感情が高ぶり、Speakingも単語を並べるのに精一杯で、気づいたら、めちゃくちゃになってしまいます。さっきまでの、原稿をチラ見しながらの流ちょうなプレゼンテーションはどこに行った?って感じですね。発音は下手でもPower Pointを流して、事前にチェック済の原稿を読んでいますから、一応、ここまでは通じている事がほとんどです。その後のQ&Aは想定できないので、最近、Netmeetingが増えてからは特にPower Pointの資料をあらかじめお客さんへ流しておいて、質問を集約し、その回答も作って本番に備えるという事をやっています。しかし、こういう努力とリスニング能力は全く別物。その会議において、自分は部外者でも、オブザーバでもなく、明らかに主役の会議であっても、相手の英語が雑で発音やイントネーションがおかしいと、集中力が途切れ、聞く努力をしようとせず、上の空なのです。そうです。英会話に必要な資質の1つに、清聴し要約し理解しようとする姿勢があると思うのです。あなたがおっしゃっている事はYou mean~・・でも十分、会話は繋がっていきますが、I beg your pardon.やOnce more , please.で片付けてしまいます。どう解釈したのか?を伝える事はやはり大事だと考えており、人と人とが話す以上、何某か思うところはあるはずなのです。聞こえないではなく、聞こえた単語の中からリアクションする。それを心がけていきたいと思います。

デザイン入門教室

 昨日、坂本伸二著 デザイン入門教室という1,850円(税別)の本を購入しました。(撮影が下手ですが、一応、表と裏を貼っておきますね。)デザインと言えば、AdobeのIllustratorとかPhotoshopがよく使われていると思うのですが、これらのマニュアル本は書店に数多く並んでおり、私もIllustratorは持っています。しかしながら、Adobeソフトの使い方以前に、そもそもデザインの仕方がわかっていない、あるいは定石を知らずに好きな色を使い、好きな配置を行い、その日の気分で統一感のないフォントを使う等、我流でデザインの真似事ををやっている事がそもそもの悩みの種であったので、何か良い本がないか?と探していました。この本はやや文字が多いので開いた途端、閉じる人も居るかもしれませんが、よく読んでみると”デザインの教科書”であり、私の今の悩みを解決してくれそうでした。色々なテクニックがあるにしろ、基本は”誰に何をいつ伝えたいか?”を明確にし、メリハリをつけるという事に尽きる様で、そこから考え直す必要が私の場合はある様です。まだ読み始めたばかりですが、このブログで感想等を紹介していけたらと思っています。私は中学校の頃から何かをスケッチするとか、デッサンするいうのが苦手だったのですが、本を読み空想した絵を描くとか幾何学模様で1枚の絵で表現するとかいうのは大好きでした。当時の美術の授業は”そうではない。こう描くんだ。全然、違うだろう”とか言われて、描かされている感が強く、本来は自由に表現するのがアートなのに、何故、こんなに窮屈なんだろうと思っていました。当然、学生に一般的な教養として教えているわけで、アーティストを育てているわけではないので、当たり前と言えば当たり前なのですが、それがどうにも私には合わず、美術は苦手と決めつけていたのです。しかし、大学院でプレゼン資料や自分のノートを作っていて気付いたのが、自分はデッサンが苦手であってデザインは好きだという事でした。決して上手くはないですが、好きならばやってみようと思って何度か奮起した事があるのですが、改めてデザインをやろうとすると全く、基礎知識がない事に気づかされました。それで数年前から断念していたのですが、この本で少し明るい兆しが見えそうなので、頑張ってみようと思います。

Visual Basic : プログラム設計開始

 前々から作曲やBlogと同様、やってみたい事の1つにプログラムがあります。プログラマではないのですが、学生時代からちょっとしたプログラムを自作する事は多く、それこそ、研究室にあったPC-9801のBasicに始まり、実験データの数値計算に使うFortran、モータの速度やトルクを制御するマイコン組み込みのアセンブラ、就職してからはExcelのVBA(Visual Basic Application)や会社が独自で開発しているLOGICソフトウエア等を長年使ってきており、我流ではありますが、それなりに使えます。専門は自動制御で就職後も似た様な職種であり、プログラミングやそのアルゴリズムを設計する作業は切り離せないものです。それだけプログラムを仕事にしていながら、プライベートまで何故?とお思いでしょうが、私はプログラミングという作業が好きなのだという事に最近、気づきました。というか、プログラミングできるコンピュータが好きなのです。チューンしたり、操ったり、クリーンインストールする事すらワクワクします。しかし、私はプライベートでは、作曲に便利なので、長年、Macを使ってきており、職場は兎も角も、プライベートでは、プログラミングから遠ざかっていました。それで昨年、Windows PCを購入し、Visual Studio 2019をダウンロードしてプログラムは始める準備だけはしていました。余談ですが、Windows PCでもCubase をインストールすれば作曲もできると確信していたのですが、どうもそっちの方は上手くいかず、作曲は止まったままになっています。やはり、作曲はAppleのLogic Pro Xが使いやすい事がわかったので、近々、Macを買う事になると思います。Macを一旦、捨ててまでWindows PCに乗り換えたのだから、やはり、プログラムを始めようと色々、考えていました。作りたいプログラムというのは、”何を作ろうかな・・”と机で考えているときには出てきません。締め切りの仕事に追い込まれ、”何で、こんな繰り返し作業を、いまだに手作業でやらなければならないのか?”と非効率的な仕事をやらされ感Maxでこなしているときに思いつくものです。また、グラフを書かせるにはchartコマンドを使う必要がありVisual Studio 2019とは別にVB.netをダウンロードしなければならない事もわかってきました。そうでなければExcelの表に一旦、演算結果を転送して、Excelのグラフ機能で描かせる事になり、相当な個数のデータがExcelへ吐き出される為、不細工なものができあがってしまいます。まずは何を作りたいか?を仕事の中で書き留めていき、設計する事から始めるつもりです。

英語学習:教材

 以前のブログにも書いた通り、これまで使ってきた、杉田敏先生の”実践ビジネス英語”は読んでも意味の分からない文章が多く、私にとってはリスニング教材にはならないと思っています。結局、聴き取る事はできないので、リーディングと語彙力強化に使うという事になり、別にリスニング教材が必要になります。そこで今一度、ちょっと抵抗のあった遠山顕先生の”英会話楽習(2018年開講)”を引っ張り出して2018年4月号から再開しました。NHK講座の事前のレベル判定テストでも自分の能力にマッチしたB1~B2のレベルなので、さすがに読んで理解ができない文章というのは、ほとんど、ありません。あるとすれば、日常でネイティブが使うフランクな言い回しであり、それは理屈抜きで覚えるしかありません。ちょっと気になるのは、実践ビジネス英語と英会話楽習の会話の速度には相当な落差があるという事。でも、これが自分のリスニング能力なんだと素直に認めて、わかったふりをせず、集中して聞く練習をしなければならないと思っています。一方で、実践ビジネス英語も継続して、きちんと中学や高校のReaderや英文法の様にノートに書き、辞書を引きながら、学習して、まず、英文を解釈できる様になってから、聴き取りの教材に使うというスタイルに変え様と決めました。英会話楽習はタイトルこそ英会話となっているのですが、この内容ではクイックトランスレーションは鍛えられそうにないので、主にリスニングとイントネーションやリダクションを意識した発音練習の教材という位置づけになると思います。クイックトランスレーションは何かまた別の教材で鍛えておかないと、今度は”こう言いたいんだけど出てこない状態”になります。それで結局、以前、AEONに通っていた頃に使っていた1日に15-16個の例文を暗記するスタイルの構文練習帳を再開しています。日本語を見て英語に素早く訳すという学習方法ですが、再開してみると以前のような切れはなく、相当、英訳が遅くなっている事に気づきました。私は痙攣性発声障害で声を出すのが億劫で、基本、しゃべらない方が楽なので、音読、シャドーイング及びクイックトランスレーションを敬遠し、すぐにReadingやWritingに逃げがちなのですが、英会話学習においては致命的です。大声でなくて良いので確実に音を聞き、声に出す事を続けていないと、どんどん会話が下手になっているのがわかります。この新しいスタイルで何とか今の閉そく感を脱したいと思っています。

書き出す事から始めよう

 私はこのブログを再開する前にバーバラシェア著 桜田直美訳の”書き出す事から始めよう”の以下のエクササイズをやってみました。

1.理想の環境に育っていたら現在の人生はどうなっていたか?

2.好きな事を20個書き出す

3.理想の環境を書き出す

4.理想の一日を思い描き書き出す

5.理想の一日に不可欠なもの、あった方が良いもの、必要のないもの区別してあげる。

結果、1では自分は歴史ミステリーを研究する学者か作家、または、Xファイルを研究する研究者かプロファイラーになっていたという意外な答えが出てきました。確かに、未だ誰も解き明かせていない謎解きや推理の様なものを調べてノートに纏める様な事が好きだったという記憶がよみがえりました。2では1とは全然、違っていて、音楽とかプログラムを作る、ギターを弾いて歌う、文房具店巡りをする、自室のコーディネートを考える・・とすぐに20個埋まったのですが、共通しているのは”研究し、創造し、独学し執筆する。”その活動の空間を居心地の良いものにする”という点。やはり、何につけても”書く”というところに行き着きます。3の理想の環境では、この自宅がすでにその環境にぴったりの場所に位置しており、この部屋に理想とする環境を作ろうとしている事に気づきました。4の理想の一日に足りないものは、時間と気力でした。こうやってサラリーマンで会社に縛られている限り、自分の創造、研究、そして独学を行う時間と気力が残っていないというのが大きな問題でこれを解決しなければ理想の一日にならない。一方で5の理想の一日に不可欠なものはすでにこの部屋に揃っていて、皮肉なことの若い頃からサラリーマンで一生懸命働いた事によって得た資金でそろえたものばかり。このPCもインターネット環境も、高級な万年筆も手帳も、全部、サラリーで買ったものばかりです。では、もう十分なので今の様な重責の仕事を定年まで続ける意義はあるのか?と問われると、本当に心が揺れます。先輩方は家に居てもする事がないし、奥さんに疎まれるのは嫌だから、60歳過ぎても働いている方がいいと言います。でも、私の場合は毎日が休日でもやる事はたくさんあるので、生きていく為に必要なお金さえあれば、会社には縛られたくありません。もう少し、このエクササイズを続けてみて、心をさらけ出してみようと思います

英語学習:ReadingとListening

 私は杉田 敏先生の実践ビジネス英語をこの春から受講しています。その前は遠山顕先生の英会話楽習を受講していたのですが、この講座は楽しい反面、何か自分が必要としている英語ではない様な気がして、少し難解だと知りつつ、自分の判定レベルより1つ上のC1に位置づけられている実践ビジネス英語にチャレンジしているところです。内容はビジネスの英会話なのでDress CodeだとかWork Life BalanceだとかAIだとか、トレンディなテーマが多く、200Words-300Wordsが1日分のToday’s Vignetteになっています。これを、CDの指示に従って、まずはテキストを見ないでListeningするのですが、1回目のListeningでこの内容を把握できる事はほとんどありません。まず、語彙力が追い付いていない為、意味の分からない単語や熟語で集中力が途切れてしまうという事があります。これは1回目流れた後にWords and Phrasesで新出の単語や熟語が英語で解説され、テキストには和訳が書かれていますから、2回目のListeningでは聞き取れる場合があります。私の場合、2回目はテキストを見ながら聞くので1回目と比較すると格段に意味を把握できます。ところが、この2回目でもよく意味が分からない文章があります。関係代名詞や1文の中に句や節が複数出てくると、そもそもReadingで和訳ができないという事に気づきました。つまり、単語や熟語は知っているのに文頭から後戻りなく読んで英文和訳するスラッシュリーディングができていないという問題です。本当は2回目もテキストを見ずに聞くと、もう1つレベルの高い壁である”テキストを見ればわかるけど、音としてネイティブの発音が聞き取れていない”という問題もあるはずなのですが、私の場合は、それ以前にReadingも弱い様なのです。もちろん、時間をかけて精読すれば和訳できる文章も出てきますが、Listeningできるレベルというのは、文章を読んだら、すぐに何を言っているかを要約できなければダメだと思うのです。そこで、Listeningの教材ではなく、Readingの教材としてこの実践ビジネス英語のテキストと音声教材を使う事にして、文章をぱっと見で即座に意味が掴めない文章を抽出する事にしました。英単語もTOEIC向けの単語帳でコツコツ覚え語彙を増やそうと思いましたが、実践ビジネス英語のWords and Phrasesに出てくるものを暗記する事にしました。まだまだ、聞き取れるレベルになるには時間がかかりそうです。

フランクリン手帳

 私は2年ほど前、フランクリン手帳を使っていました。この手帳をご存じの方や実際に使用されている方も多いと思いますが、あの有名なスティーブン・R・コヴィー著 ”7つの習慣”を実践しやすい様な専用リフィルをバインドしたシステム手帳です。7つの習慣については、ここで、細かく説明しませんが、一日の中でも時系列で変化する自分の役割(例えば課長、父親、息子・・)と、それらに関わる人たち(例えば、部下、子供、両親・・)との良好な関係性を維持する為の指南書であり、その良好な関係性を維持しながら、決して1人では達成できない目標や夢をも達成する方法について述べた著書です。この著書には立場による視点の違いや人間関係の構築という点で学ぶ事が多いのですが、手帳で目標や夢を達成するという事を述べているわけでもなく、おそらくはFrankilin Planner Japanが戦略的にこの著書に記載されているワードや思想を巧みに引用したと思える節があります。スターターキッドには自分の価値観のルーツとなっているものを紐解くエクササイズがいくつか仕掛けられており、価値観が明確になったらミッションステートメントを宣言し、そのミッションステートメントを起点に長期目標を立て、それらを達成する為に日々やるべき事をTo Do ListとDaily Scheduleに具体的に明記しフォローしていくというものです。これとは別に一週間コンパスという縦長のリフィルがあり、ここに”どの役割(例えば、息子という立場)において、この1週間、何を目標(両親に優しくする事を目標)として、具体的に何をするか(少なくとも1日30分の会話の時間を設ける)。”を宣言し、別途、実行します。そして翌週には何が問題で実行できなかったのか?を客観的に見て、反省を活かし再計画するというものです。確かに”7つの習慣”のワードや手法が取り入れられ、目先の事ばかりに追われ、長期的にコツコツと実践すべき高い目標を忘れるな!という事をベースにしているのでしょうが、普通にサラリーマンとして、日々、働いていれば、特に責任世代は計画倒れで終わってしまうのではないか?と感じます。この手帳の考案者は普通の多くのサラリーマンが1日の中で仕事や家庭の事以外に、どれだけの時間がさけるのか?という点に関してリサーチ不足だと思います。おそらく、だらっとする時間、ランニング等、体力作りに使う時間そして最もパフォーマンス回復に必要な7時間の睡眠を確保しようとしたら、たぶん2時間あれば良い方です。さらに一週間コンパスには”良い父親になる為に家族との時間を大切にする”なんて宣言しているわけです。仕事の拘束時間が最低8時間あるとすれば、この時間は生活を維持する為に絶対に削れないし、この時間に夢を叶える活動はできません。おそらく、スティーブン博士は”人は夢を叶える方向に向かって日々の仕事をしているし、そうあるべきだ”という思想を持ってこの著書を書いていると理解しています。実に白人らしい発想です。しかし、多くの日本人の場合、夢とかやりたい事は別にあって、それとは別に家庭生活だけは安定させなければならないから、義務的に会社で働いているわけで、自分の価値観に基づくミッションステートメントとサラリーマンとしてのミッションがシンクロする事の方が珍しいと思っています。自分を律する意味で使えるのは1週間コンパスだけ。この手帳に何か書けば夢が叶うとは私は思えず、使う事を辞めました。夢や目標を叶えるには実現に向けてのプロセスが”眠らなくても続けられるし、朝起きた瞬間からワクワクするほど楽しい”か”それを実行しなければ死を覚悟するしかないか”のいずれかであり、手帳はそれが何なのか?を探す為に自分の心を書き出し、整理するツールだと悟りました。つまり、Time Managementなんていらないわけです。

英語学習:日常会話の難しさ

 私は2014年に英会話Schoolに通って以来、6年間、ほぼ毎日、英語学習をしています。こう書けば相当、長い時間を使って英会話とかTOEICとか毎日、欠かさずやっている様に思われると困るので白状すれば、今は英会話Schoolも通わず、TOEICの受験勉強をやっているわけでもなく、NHKラジオ英語講座で杉田敏先生が開講されておられる、実践ビジネス英語を30分程度、毎日欠かさず続けているだけです。英会話Schoolは大変楽しかったし、きちんと予習も復習も欠かさず、真面目に取り組んでいたのですが、2コマで100分間のレッスン中、外国人教師と会話できる時間が限られているという事と生徒のモチベーションを下げない様、気を遣って、易しい単語とゆっくりとした口調で話す会話に意義を感じられなくなり辞めました。私の場合は語彙力不足とリスニングが弱かった為、そこを強化する事が目的だったわけで、それができないとなると、高い教材代や授業料を支払う事を勿体ないと感じる様になってきました。職場には外国人は居て英会話をしようと思えばいくらでもできる状態にあり、リスニングは日常会話で強化すれば良く、単語や熟語を覚えるだけならば、自学でもできると判断しました。ところが、最も難しいのは何気ない日常会話である事にだんだん気づいてきました。職場にいる外国人と仕事上の会話をするだけならば、お互い専門としている事が同じにつき、少々、聴き取れなくとも図面やホワイトボードの図解などに助けられ、英語力がなくとも何とかコミュニケーションは取れます。また、お客様へプレゼンをする場合も結局は自分で作った資料で説明するので、原稿と簡単なQ&Aさえ作っておけば、何とかなります。ところが、After 5に外国人と仕事を離れて会食をする場合や職場のCoffe Breakでこちらからちょっと話しかける場合等、一体、何をきっかけに話しかけたら良いのかで躊躇してしまいます。こちらは英会話力を磨こうという下心で近づき、話す努力をしようとしている為、特に相手に興味を持っているわけでなく、友達になろうという気もありません。仮に上手く、きっかけが掴めても、あまり長い時間、集中して相手の話を聞こうという気になれないのです。ですが・・語彙力も単語帳を中学生みたいに暗記する方式では効率が悪く、会話の中でよく使う単語や熟語に絞って増やしたい為、この会話が全てのきっかけになります。一方で英会話Schoolの場合は開講をロビーで待っている間、代わる代わる外国人講師が話しかけてくるので、自分から話題を提供する事なく、相手から質問してくるので、気軽な会話に入っていけたというところに、その価値がある事を辞めてから理解しました。色々考えた挙句、NHK英語講座を聞き取れる様になり、ここの出てくる単語や熟語を集中して覚えるという勉強法に落ち着いている状態です。残念ながら、リスニング力と語彙力は強化できるものの、会話はできない為、時々、オンライン英会話を試してみようとも思うのですが、不安なのは、この痙攣性発声障害です。日本語でも相手が聞き取れない場合があるのに、外国人講師相手にNetを介した自分の英語の音が聞き取れるだろうか?と考えるとなかなか踏み切れません。やはり、職場の外国人ともっと自然に友達になるつもりで話しかけてみる努力をした方が良いのかもしれません。